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収録曲

                                    1. First Light 
                                    2. Are You Ready? I’m Ready
                                    3. You And I
                                    4. Light & Shadow
                                    5. Blue Moon Blue
                                    6. グッバイ・イエスタデイ
                                    7. 堕天使達のラプソディー
                                    8. 無常の世界
                                    9. Walking In The Rain
                                    10. Over & Over
                                    11. さよならは云わない

                                    Produced by 浅田信一
                                    Art Direction by 古市コータロー



アルバム曲についてのメモ書きです。
拙い文章ですが、楽しんでくださると嬉しいです。
浅田信一


1. First Light

まだ若い頃、朝寝していたのは、人生で損をしていたことのひとつだ。
最近は夜型の生活から一変し、早起きしてジョギングするようになった。
朝の陽射しを浴びながら走っていると、それだけで気持ちが前向きになる。

谷川俊太郎さんの詩が好きで、
「朝のリレー」のような歌詞を書きたいと思いこの曲の歌詞を書いた。

当たり前のことだけれど、誰にでも、どこに暮らしていても、
朝は必ずそこを訪れて、隔たりなく太陽の光を届けてくれる。

そのありがたみを忘れてはならない。



2. Are You Ready? I’m Ready

今を嘆く気は毛頭ないのだけれど、40代も半ばを過ぎ、ふと立ち止まってみると、
過ぎ去ったあの頃のなんて美しいことだろう。

《君を連れて ここじゃない何処かへ》
この曲の歌詞の中にこんなくだりがある。
例えば人生が旅だとして、我々は《ここじゃない何処か》を目指しているのだとしたら、
目指す場所は未来の中だけにあるのではなく、過去の中にも探すことができるのかもしれない。



3. You And I

昨年の夏頃からライブで演奏している曲だから知ってる人も多いかな。
類は友を呼ぶとはよく言ったもので、僕の周りにいる人は、みんなどこか似た者同士のような気がする。
今回一緒にアルバムを作ってきた仲間達もそうだし、ライブに来てくれるみんなもそう。
世界中にこれだけ沢山の人がいる中で、こうして繋がれることは本当に奇蹟的なことだと思うのです。

僕から君へ。感謝の気持ちを込めて。



4. Light & Shadow

順次進行(ドシラソファミレド)にこだわって一曲作ってみたかった。
単調なコード進行のサイクルは季節の巡りや暦の流れを連想させ、
それに伴い、歌詞はバンドを始めた頃から現在の自分までを追って語るような構成になった。

今までの人生を振り返るのは、このアルバムの大テーマでもある。
聴いてくれた人の人生と、少しでも重なれば嬉しい。



5. Blue Moon Blue

真夏の深夜、まだ十代だったころ、
バンドの練習が終わると仲間達と一緒に浜松の市営プールのフェンスを無断で乗り越え、服のまま泳いだ。
その時の光景を今でもよく思い出す。甘酸っぱい青春の1ベージ。
あの頃経験した数々の出来事が、今の自分の原点になっている。

2,3年に1度だけ、ひと月のうちに2回満月が観れる月があるのだけれど、
その2回目の満月をBlue Moonと呼ぶのだそうだ。
このアルバムが僕にとってのBlue Moonになれば、という思いを込めてアルバムタイトルにした。

はっちゃん(平畑徹也)のピアノとハモンドオルガンが楽曲を引き立ててくれている。



6. グッバイ・イエスタデイ 

この曲のハイハットのグルーブが素晴らしい。
アルバムの殆どの曲は、まず最初にコージ(古沢’cozi'岳之)のドラムと僕のギターから録音した。
iPhoneに録音しておいた曲のスケッチを元に構成を決めテンポを決めキーを決め、せいので二人で演奏する。
どの曲もアレンジデモは作らなかったから、その段階で初めて曲の形が明らかになるわけだ。
だからこのアルバムでのコージの役割はとても大きい。
そのトラックを元にベースやギターをダビングして、徐々に曲を仕上げていった。



7. 堕天使達のラプソディー 

古市コータローさんがこのアルバムのために書き下ろしてくれた曲。

ソロアルバムを作ろうと決心した時、池袋で一緒にオムライスを食べながら詞曲を書いて欲しいとお願いした。
尊敬するミュージシャンであり、人生の大先輩であることは言うまでもないが、
彼とはとても深い所で繋がっている気がする。

2016年の年明けに集まり、シャンパンで乾杯してから、
一発録りのレコーディングセッションを行った。
最高のテイクが録れて、ハッピーな一年の幕開けとなった。



8. 無常の世界 

2012年リリースのEPからの再収録。
この曲のベースは今や中堅どころとなった小島剛広くん。
そして、元SMILEのギタリストであり親友の鈴木達也くんにも参加してもらった。

この世は無常。
我々をとりまく環境や営み、変わらないものはひとつとしてない。
すべてのことは移ろいゆき、昨日まで揺ぎなかったものが、
ほんの些細なきっかけで消え去ってしまう。
だからこそ大切にしたいものがある。
東日本大震災後の報道に触れ、そんなことを考えながら作った曲。



9. Walking In The Rain 

20代前半にリアルタイムで影響を受けたCMJカレッジチャート。
アーリー90s的なサウンドを作りたかった。
Matthew SweetやR.E.M.のような音。

音楽もそうだけれど文学や映画やファッション等、
80年代末頃から90年代初頭にかけてのカルチャー、サブカルチャーには大きな影響を受けた。
それは今の自分を形成する上でとても重要な要素になっている。

霧雨のような坂本夏樹のギターが歌詞に寄り添っている。
エンジニア宮本耕三くんのミックスも素晴らしい。



10. Over & Over 

気ままな車の旅が好きだ。
時には一人で、あるいは気心知れた仲間とともに。
時間に縛られず好きな時に移動すればいいし、寄り道だっていとわない。

ここ数年は毎年車のトランクにギターを積み、ライブツアーで全国を回らせてもらっている。
各地で僕を待ってくれている人がいるということが、どれだけ励みになっているだろう。
その気持ちを一曲にまとめたかった。

コータローさんのリードギターとタカマック(高間有一)のベースがドライブしていて、
まるで高速道路でカーチェイスしているみたい。



11. さよならは云わない 

昨年nicotenに書き下ろした曲のセルフカバー。

現在はプロデューサーとして、
他のアーティストの制作に関わることも多いのだけれど、
そんな中、一昨年から昨年にかけて、作詞作曲も含むプローデュースの依頼が続いた。
nicotenやコータローさんのアルバムに詞曲を書かせてもらったことは、
このアルバムを作る大きな動機となった。

エンジニア渡辺修一さんの繊細なミックスが素晴らしい。
奇才、石崎光くんのストレンジなギターも効いている。